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初心者でも解かる「オーガニック」入門 「ビオディナミ」との違いは?

オーガニック

  オーガニックって何?どんなもの? ビオってよく聞くけど・・・???     ワインに関わってくると、「オーガニックワイン」「ナチュラルワイン」とか「ビオワイン」という文言を目にするようになります。   全て有機農法のワインのことを指します。   昨晩も飲みました❗️   世界のトレンドなのでその出現頻度が増える傾向にあります。 とても混同して使われていますので、整理してみます。 大きな括りで上記ワインはすべて「有機食品」に包括されます。 そのトレンドをまず見てみます。   【オーガニック市場の伸び(米国)】                 OTA「オーガニック市場の推移   市場の伸びですが、オーガニックトレード協会(OTA)によると、アメリカ国内のオーガニック市場が2016年に、前年対比8.5%も伸び、470億ドルに達したことを発表しています。   食品市場に占めるオーガニック食品の割合が2016年に、5.3%となっています。    さて、話をワインへと移していきましょう。今や全世界の5~6%がオーガニック(有機栽培)ワインになっています。世界的なオーガニック化の流れの中で、様々な呼び名が出てきます。   オーガニックワイン、ナチュラルワイン、ビオワイン、ビオディナミワイン、バイオダイナミックワインなどです。   それらは、国によって解釈が違ったり呼び名が変わったりするので、取り違えられたり、複雑なものとなりつつあります。図式にします。   有機ワインピラミッド   ビオディナミをピラミッドの頂点として、段々製造数が多くなり、一番多いのがオーガニックの図です。この図すべてが有機ワインであり、これ以外が一般ワインとなります。   したがいまして、   ビオディナミ=ビオ=バイオダイナミック<ビオロジック<リュット・レゾネ≦ナチュラル(自然派)≦オーガニック   このようなイメージとなります。   オーガニックワインとは(ORGANIC WINE)         オーガニックワインは、原則として、化学肥料、農薬、除草剤を使わないまま3年以上経った畑で、遺伝子操作や放射線処理が禁止された有機農法によって生産され、公的機関の承認を得たブドウを用いて造られます。   3年未満のものは、オーガニック転換中(in conversion)と呼ばれます。     ★欧州では、オーガニックワイン=ビオロジック製法のワイン、ビオワイン(バイオダイナミックワイン)=ビオディナミ製法のワイン、としています。   ナチュラル(自然派)ワインとは (仏:Vin Naturel、英:Natural Wine)   一般的に、 「限りなく自然に造った(人為的操作をしていない)ワイン、化学肥料や化学薬品を使っていないワイン」 が自然派ワインと呼ばれています。   しかしながら、化学肥料や化学薬品の不使用・無添加がナチュラルワインの目的ではありません。   ブドウの栽培が有機であること(ビオロジックやビオディナミ農法)、自然酵母での発酵、二酸化硫黄(酸化防止やバクテリアの活動の抑制が主な働き)を極力使わない、補糖・補酸をしない等々、それらは単に目的のための手段にすぎません。   なんのための手段かといえば、それは 農作物としてのワイン、ブドウ本来の美味しさが感じられる味わい豊かなワインを造る、テロワール(風土)や生産者の人となりが感じられるような、個性あふれるワインを造る、 そういった目的のための手段です。       ワインが大量生産される現場では、    作業効率や収益のために畑で大量の化学肥料が使われる  土を踏み固めてしまう大型機械が導入されている  醸造所では狙い通りの香りや味わいのワインを造り出すため、発酵のコントロールがしやすい培養酵母を投入  ブドウの出来がすぐれなくても補糖や補酸でカバーする  品質安定のためにしっかりろ過をし、フィルターをかける   このようなことが行われています。 こうして出来たワインは低価格で安心安全なものですが、代わりにワインの大きな楽しみである多様性、オリジナリティー、ヴィンテージのキャラクターなどは失われてしまいます。   自然派といわれる小さなドメーヌや農家では、自分や家族で世話ができるくらいの規模の畑で、土作りからブドウ栽培まで行っています。手塩にかけたブドウはとてもキレイで美味しいモノです。   リュット・レゾネとは? (仏:Vin lutte raisonnée)     リュット・レゾネ農法(減農薬有機農法) 地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発などについて土壌の状況を判断して、必要な時だけに化学肥料や農薬などを使用する事から減農薬農法、または対処農法とも呼ばれています。   ビオロジックワインとは? (仏:Vin biologique)   ビオロジック農法(無農薬有機農法) 化学肥料や除草剤、殺虫剤を使用せず、自然を尊重したオーガニック(有機的な)農法のことです。   病害虫の予防のため、硫黄や銅など(ボルドー液)の使用が認められています。   ビオディナミワインとは? (仏:Vin biodynamique)       ビオディナミ農法(無農薬有機+α農法:生力学農法)     オーストリアの哲学者、ルドルフ・シュタイナーの思想をもとに体系化された農法のことで、ビオロジック農法同様、化学的なものは一切使用せず、生物の潜在的な力を引出し、土壌に活力を与え、作物を育てる農法です。   さらに、宇宙エネルギーや地球の磁力を利用するため、月の運行に合わせて作業を行ったり、プレパラシオンと呼ばれる動植物、鉱物由来の特別な調剤を用いたりします。   ※ヨーロッパなどではエコセールやデメテールといった有機農産物の認証機関も多数あります。   ただし、厳しい基準をクリアした生産者 だけに与えられるため、一つの目安にはなりますが、あえて取得しない生産者も少なくありません。   プレパラシオン 主な調合剤(プレパラシオン)をあげてみます。   【雌牛の糞】雌牛の角に糞を詰めて土の中に埋めて作り、雨水で希釈して散布します(目的:根の強化)     【水晶の粉】砕いて雌の牛角に詰めて6カ月土中に埋めて希釈して散布します(目的:葉に光を集める)   【西洋ノコギリソウの花】アカシカの膀胱に詰めて一冬寝かして、夏に撒きます(目的:硫黄の供給)   【タンポポの花】牛の腹膜に詰めて一冬越したもの(目的:珪酸の供給)   エコセール 1991年に創立されたフランス農務省認証期間であるエコセール(ECOCERT)が、有機栽培食品とバイオデナミー(ビオデナミ)栽培に関して検査・認証をおこなっています。認知度が高く、事実上の世界標準となっています。   デメテール   デメテールまたはデメターと呼ばれます。ルドルフ・シュタイナーの提唱するビオディナミの実践を推進している団体Demeter Internationalによるもので、栽培だけでなく醸造方法にも細かな規定があり、唯一醸造段階でもその方法が問われる認証となっています。   日本におけるビオディナミの定義   biodyamics(仏:ビオディナミ、ビオ 英:バイオダイナミック)「ビオディナミ」=「ビオ」です。   日本ではビオワインの定義が曖昧なため、有機栽培されたブドウから造られたワインのことをビオワインと呼ぶことがあります。     「ビオ」と名乗るのは生産者の自由となっています。 したがって、本来のビオワインを見極めるには、生産者を知ることが要求されます。   難しい場合は、ショップで聞いたり、上記「エコセール」や「デメテール」の認証を裏ラベルで確認するのがよろしいかと思います。   ビオワインに傾注しているショップ 《銀座カーヴドフジキ》 http://www.ginzafujiki-wine.com/SHOP/22984/104644/list.html 《エノテカ》 https://www.enoteca.co.jp/item/list?_label=BI   そして、有機農法を採用していても醸造過程で何らかの添加が行われたり、調整が加えられるものはオーガニックワインとなる訳です。   有機ワインへの良くある質問 ワインが濁ってたりオリが溜まっていたりするけど大丈夫なの 品質に問題はありません。細かい澱を飲んでしまっても害はありません。 造り手によって、ぶどう本来の成分を残すため澱引き(ろ過)をしないワインもあります。 こうしたワインは、旨みが凝縮されています。   害はありません。気になる方はワインのボトルを数日立てておき、澱を瓶底に沈めてから飲んでください。あえてにごりワインとして楽しむタイプのワインもあります。   二日酔いしない? 一部には二日酔いの頭痛の原因はワインに含まれている酸化防止剤という説もありますが、立証はされていません。   しかし、有機ワインを飲んだ次の日に頭が痛くないとか、だるくないという話はよく聞きます。   →二日酔い防止、肝臓にはウコンの粉末がいいんです!   酸化防止剤は無添加ですか? 酸化防止剤をまったく使用していないワインでも、醸造中に二酸化硫黄がごく微量自然発生することがあるため、食品衛生法で「酸化防止剤含有」の表記が義務づけられています。   また、自然派の造り手でも、品質を維持するために酸化防止剤を使用することもありますが、わずかな量しか使っていない造り手がほとんどです。   オーガニック・ナチュラル・ビオワインの保存方法は?   14℃以下の涼しくて、直射日光が当たらない場所で保管してください。   瓶詰めした後も酵母が生きているため、温度が高いところや振動が多いところに置くと、二次醗酵が始まり、味わいが変化したり、ワインが噴いてしまうことがあります。   キャップシールが無い! キャップシールをはじめから使用しない生産者が増えています。   「不自然なものは一切使いたくない!」という理由や、デザイン性を重視してなど、様々な理由があるようです。 ビオディナミワインって美味しいの?   「自然の力を引き出す」と言っても実際ビオディナミを実践することによってどんな効果があるのでしょうか?   飲み口の柔らかい ボルドーのグラン・ヴァンのようにタンニンがしっかりとある場合でもスムースで、旨みやフルーツの風味が舌に滲み込んでくるような感覚があります。   風味が純粋です   果実味でも完熟感というよりは、もぎたての果物を思わせる瑞々しさが前面に現れてきます。 同時に香りも、単純に食物に例えられる香りが多く、例えば、インク、なめし皮、湿った下草など、ワインの表現としてはよく用いられる食べ物以外の香りの要素が少ないのも興味深いところです。   余韻の香りが抜群   鼻でかぐ香りとは反対に、飲み下した後の余韻には、香水や花のような芳香が溢れるワインが多くあります。   ワインの香り成分は様々な要素から形成されますが、ひとつ大きな要素は酵母だと言われています。   ビオディナミでは必ず野生酵母が用いられるため、その複雑な菌層が複雑な香りを生み出しているのではないかと言われています。   これまでにもビオディナミワインを「飲んでみたけど美味しくなかった」という方、実は多いかもしれません。   ビオディナミは、数十年掛けてワイン造りを土台から変えていくため、すぐに変化は現れず、ただその手順をまねするだけでは美味しいワインは完成しないということが生産者の間でもだんだん分かってきました。   しかしここ10年ほどで完全導入を果たした生産者は飛躍的に増え、発展途上だったビオディナミの品質がぐんぐん伸びています。   初心者でも解かる「オーガニック」入門 「ビオディナミ」との違いは?  まとめです ピラミッド図 を見ていただきました通り、上に行くほど認定取得が厳しい造りとなります。ただし、これらは すべて有機農法で造られる「有機ワイン」です。 そして、欧州と日本でのとらえ方が違っていたり、曖昧な部分を多く残しており課題となっています。また、認証は任意であり、認証を取る取らないは生産者に委ねられています。したがって有機農法を実践していても認証されていない生産者も多数存在します。また、認証の取得には非常にコストがかかりますので、販売価格へ転嫁されやすいというデメリットもあります。 認証される前からこういった農法をしている高級グランヴァンワイナリーもたくさん存在します。例えばロマネコンティやシャトーラツールなどがそうです。 したがいまして、 ビオワインだから美味しいとか、オーガニックだから良いとか、一般ワインと安易に差別化出来ません。まだまだ過渡期な農法ですのでこれからの生産者の動きに注目していくべきワインです。 そして、時代は確実に有機農法~オーガニック~ビオディナミ農法へと進んでいる事だけは確かなのです。 関税撤廃によりワインはいくら下がるの?日欧EPAとは? 続きを読む

誰でも「スペインワイン通」になれる8つのポイント

スペインワイン

  スペインワインと聞いたらあなたは何を思い浮かべますか?             シェリー?・・・・・・カヴァ(CAVA)?   ワインを少しでも勉強されている方ならばこのくらいは思い浮かべるでしょう。   しかし、スペインワインを語るには、これだけでは足りません。   何も浮かばなかったアナタ!   大丈夫です。   これをお読みいただければバッチリ、スペインワイン通に近づきます。   ワインの伝統国でありながら、フランスやイタリアほどメジャーでない国、スペインは実は日本の風土によく合い、知れば知るほど楽しいワインなんです。   ワイン業界に携わって30有余年の筆者が、「スペインワイン通」として、 8つのポイントを押さえて解かりやすく執筆してみました。   8つのポイント?   ただひとことで「スペイン」といっても無茶苦茶広いです。   8つのポイント=8つの地域なのです。 スペインワインを把握(覚える)するには、現地に行って触れて味わうのが一番ですが、そう簡単に行けませんので、8つの地域を押さえて、バーチャルトリップ(仮想旅行)をして一緒に楽しく覚えていきましょう! 8つのポイントとは、8つの地域です。   これさえ頭に入れておけば(欲を言えば飲めば、)あなたもすっかりスペインワイン通の仲間入りが出来ることでしょう。   まずは何はともあれスペインとはどんな国なのでしょう?    スペインの国について 日本との時差は-8時間、ヨーロッパ半島の南西に突き出したイベリア半島に位置します。   スペイン語で、「エスパーニャ」、「レイノ・デ・エスパーニャ」、「エスタード・エスパニョール」などと言われています。英語のSpain表記から、日本ではスペインとしています。   太陽と情熱の国、そうです。フラメンコで有名な国ですね。   太陽と情熱の国 [[File:FlamencoSevilla.jpg|thumb|FlamencoSevilla]]Wikipedia ラテン系が8割を占めるのですが、私が訪れたバルセロナ(カタルーニャ)においては、カタルーニャ人は、スペイン人という自覚は無いのでした。   独立・民族意識がある住民が多く、実際あまり「ラテン系」のイメージを受けませんでした。   17の自治州、50の県、311もの自治体があり、それぞれの地方で大なり小なり独立運動が起きています。それぞれの地方で、風俗、文化、習慣が大きく異なっているのが特徴です。   一日に5回食事をします 一日に5回とは、   ①デサジュノ:朝の起き抜けに摂るパンなど。   ②メリエンダ・メディア・マニャーナ :午前11時頃のサンドイッチ、タパスなど。     ③コミーダ:昼食が一日のメインの食事です。午後2時前後にフルコースを食べます。   ④メリエンダ:夕方~午後6時頃、タパス、や軽食を食べます。   ⑤セナ:夕食です。午後9時頃、スープ、サラダなどを食べます。   画像は昨年バルセロナを訪れた際のアルムエルソ、スズキのムニュエルです。   スペインワイン通になれる8つのポイント     スペインワインを語るにあたり、分けて語る必要がありますので、8ポイント(地方)に分けてお話を進めていきます。 ①リオハ地方、 ②カタルーニャ地方、 ③バスク地方・ナバーラ地方、 ④ガリシア地方・アストゥリアス地方・カンタブリア地方、 ⑤カスティーリャ・イ・レオン地方、 ⑥カスティーリャ=ラ・マンチャ地方、 ⑦アンダルシア地方、 ⑧カナリア諸島・バレアレス諸島   広大な国です。8つの地方へ仮想旅行します。   それぞれを代表する景観とワインの特徴・ポイントを見てみましょう。   ①リオハ地方   「リオハの赤ワイン」といったら世界中が認めるステイタスワイン。   スペインで最も格付けの高いワインが産出されます。   西岸海洋性気候と地中海性気候が交じり合う地域で、降水量の多い穏やかな気候です。   全体の75%が赤ワイン、品種はテンプラニーリョ種が80%、長期樽熟成させる製法が伝統的に続けられていますが、最近は短期熟成の、フレッシュさを活かしたワインも出てきています。   「クネ リオハ クリアンサ」  リオハの名門ワイナリー「クネ」のスタンダードワイン。 赤いベリーの香りと樽熟成由来のオークやバルサミコ酢の香り。口当たりはエレガントで、かつ若々しいスパイスの香りとバランスの良い酸味を伴います。 ブドウ品種:テンプラニーリョ、ガルナッチャ、マスエロ [caption id="attachment_931" align="aligncenter" width="750"] テンプラリーニョの畑を訪れました。[/caption] フランスのボルドーの醸造家がここにきて醸造技術を伝えており、「第二のボルドー」とも呼ばれています。   「リオハ・ワインとブドウ畑の文化的景観」として、世界遺産(ユネスコ)候補地にあがっています。   ②カタルーニャ地方 [caption id="attachment_932" align="aligncenter" width="700"] CAVAの製造会社、私が訪れた「コドーニュ」社です![/caption]   日本でもお馴染みの、サグラダファミリア大聖堂であまりにも有名な観光地であり、バルセロナが州都です。   [caption id="attachment_1020" align="aligncenter" width="700"] 定番の観光スポット:サグラダファミリア[/caption]   スペインを代表するスパークリングワイン「カヴァ」の産地です。   スペイン全土のカヴァの95%がここカタルーニャで造られています。   我々含めた外国人が最も訪れる観光地で、世界的に圧倒的なシェアを誇る「フレシネ社」がここにあります。   「フレシネ・コルドンネグロ」   瓶内二次発酵のカヴァの代表格。フレシネは日本のスーパーでも必ずと言っていいほど売られており、世界的に見てもスパークリングワインで一番売れているブランドワインなのです。 柑橘系の香りとキリッとした酸味の爽やかな口当たりの辛口のスパークリングワインです。   最低限、これだけは飲んでおきましょう。量販店で1200円前後で販売されています。   選ぶのに困ったら(悩んだら)フレシネでしょうね。   スペイン全土のカヴァの95%が造られています。特選原産地呼称(DOCa)認定地域「プリオラート」も有名です。 その他原産地呼称(DO)認定地域が10か所もあります。 リオハに次いでスペインで2番目にDOCaに認定されています。   ③バスク地方・ナバーラ地方 バスク地方   大西洋のビスケー湾に面し、降水量の多い地域です。   バスク地方の「チャコリ」という微発泡性の白ワインが有名。   アルコール度数が低く酸味が強い。 ブドウ品種:白ワインはオンダラビ・スリ種、赤ワインはオンダラビ・ベルツァ種、いずれもバスク地方の固有種です。   「チャコリ・レサバル・アリ」 バスク地方の海に面した畑で育つオンダラビ・スリ種のフレッシュさ、果実味、繊細な泡を備えたワインです。   アリとは、ミネラル感たっぷりな産地区画名です。   ナバーラ地方   リオハに隣接しており、大陸性気候で、適度な降水量と湿度を持ちます。   スペイン国内ではリオハの廉価版といわれています。   総生産量に占める赤ワインの割合が70%、ロゼワインの割合が25%です。   「サンティアゴ・ラバリ・エレ・フォンブレ・マグニフィコDOナバーラ」   濃縮した高品質のガルナッチャの旨味。少し濃いルビー色で、アニスやバラの香り。 爽やかな酸でなめらかなタンニン。ブドウ品種:ガルナッチャ100%   ④ガリシア地方・アストゥリアス地方・カンタブリア地方 ガリシア地方   ポルトガルと接していて、南側のミーニョ地方はポルトガル有数の白ワイン・ロゼワインの生産地域です。   酸味の強い白ワインを多く生産しています。     リアス・バイシャス (DO)は、スペイン有数の白ワイン生産地域。   ブドウ品種の9割がアルバリーニョ種であり、果実味と心地よい酸味が称賛されている。   リベイロ (DO)なども名醸地として知られています。   コンデス・デ・アルバレイ [2015] スペインワインの女王アルバリーニョ種のブドウを100%使用したワインです。   味わいは非常に軽やかでフルーティ、若干のミネラルを感じます。   アストゥリアス地方・カンタブリア地方   この2つの地方で1857年に2,225ヘクタールあったブドウ畑が、2009年には130ヘクタールと減っており、DO産地も1つだけ。   特にアストゥリアス地方ではワインよりもシードラ(リンゴ酒)が有名です。   ⑤カスティーリャ・イ・レオン地方 この地域の中心を流れるドゥエロ川流域はワインの銘醸地です。リベラ・デル・ドゥエロ (DO)は、テンプラリーニョ種を100%使用した赤ワインで有名。 リベラ・デル・ドゥエロ (DO) EMILIOMORO リベラ・デル・ドゥエロの赤ワインを代表します。深みのある濃い赤色で、香りはバニラ、樽香、フルーツの香り。味わいは滑らかでパワフル。酸味と果実味のバランスが良くエレガントな余韻が残る逸品です。 トムクルーズやサッカーの元選手、ベッカムやジダンらが好むセレブワインとして有名です。 ただし、このワインの凄いところは「高く」ないのです。 ちょっと、見るだけ見てくださいまし。 ↓ エミリオ・モロ    楽天市場で見てみる Yahooショッピングで見てみる   また、白ワインは、ルエダ(DO)があります。ルエダは、石灰質土壌であり、ブドウ品種は、ベルデホ、ビウラ、パロミロ種が栽培されています。 ルエダ (DO):白ワインです。ルエダは石灰質土壌であり、ベルデホ種、ビウラ種、パロミノ種で造られます。 ⑥カスティーリャ=ラ・マンチャ地方 ラマンチャの男で有名な、スペイン中央部のカスティーリャ=ラ・マンチャ地方は極度に乾燥した地域です。 ラ・マンチャ (DO):特徴:DO認定面積がスペイン最大(186,942ヘクタール)で、総生産量の2/3が赤ワイン。かつては安価な白ワイン(アイレン種主体)が多かった時期もありました。 「ボデガス・ヴェンタ・モラレス」 DO La Manchaの中でも最良のテロワールにあります。 非常に乾燥した土壌、気温の寒暖の差が、高品質のワインを生み出すのです。 収穫はすべて手摘み、この最高のテロワールをテンプラニーリョで最大限に表現する事を目指しています。 ⑦アンダルシア地方 スペイン南部、地中海性気候であり降水量が少なく、夏場の酷暑が有名です。マラガワイン、シェリーの産地です。この地域はとても重要です。ワイン通になるためには避けて通れない地方であり、覚えるしかありません。 マラガワイン マラガ産のワインはモスカテル種とペドロ・ヒメネス種を栽培しており、ブドウを日干しして糖度を高めてから醸造する甘口ワインです。 「ホルヘ・オルドニエス・マラガ・モスカニール」 極上のデザートワインです。ブドウ品種:モスカテル・デ・アレハンドリア100% シェリー アンダルシア地方西南部のヘレス・デ・ラ・フロンテーラ周辺では、パロミノ種を中心とする白ブドウから酒精強化ワインのシェリーを生産しています。シェリーの製法等は別のコラムで紹介しようと思います。 「ティオペペ」 ドライシェリーの代名詞的ブランドで、食前酒です。薄い黄金色に輝く優雅な色合い、独特の香り、辛口の味わいは、魚介類の料理によく合います。 ⑧カナリア諸島・バレアレス諸島 カナリア諸島 アフリカ大陸沖合の大西洋上にあるカナリア諸島は、かつてスペイン有数の甘口ワインの産地として知られていました。カナリア諸島は地理的に孤立しており、19世紀末にヨーロッパ各地を襲ったフィロキセラの災禍を受けなかった地域のひとつである。現在では原産地呼称の認定に熱心であり、主要7島のうちの6島にDO認定地域があります。辛口の白ワインが注目を集めています。固有品種のブドウから希少価値のあるワインが造りだされています。 「エル・エスキロン」 カナリア諸島、テネリフェ島のワイン。島固有の品種リスタン・ネグロを70%使用。ベリー系の果実香と溶岩由来のミネラルのバランス。天然酵母醗酵。海抜500m、火山帯の石の多い土壌。平均樹齢100年のぶどうは、山の斜面を利用し「コルゴン・トレンサード(長くなったぶどうの枝を編みこんで空中を伝わせる)」と呼ばれる島独特の栽培方法をとっています。。 バレアレス諸島 マリョルカ島東部のプラ・イ・リェバン、中央部のビニサレムの2地域がDOに認定されています。ブドウ品種はマント・ネグロ種、カレット種です。赤ワインが生産されています。  EL Columpio(エル コルンピオ) マント ネグロは、マヨルカ島土着の黒葡萄品種で、糖度が高く、豊かなアロマを持っています。カリェットは独特な個性を持ち、ワインに調和をもたらしてくれます。ブラックチェリーやタバコ、そしてなめし皮のアロマが広がります。タンニンは非常によくこなれていて、リコリスやスパイスのノートが感じられます。個性的ですがとてもバランスのとれた味わい。余韻は非常にエレガントで、洗練された複雑さが感じられます 誰でも「スペインワイン通」になれる8つのポイント まとめです スペインワイン通になれる8つのポイントとは、8つの主要産地を覚えることです。 ①リオハ地方 スペインで最も格付けの高いワインが産出されます。 ②カタルーニャ地方 スペイン全土のカヴァの95%が造られています。特選原産地呼称(DOCa)認定地域「プリオラート」も有名です。その他原産地呼称(DO)認定地域が10か所もあります。リオハに次いでスペインで2番目にDOCaに認定されています。 ③バスク地方・ナバーラ地方 バスク地方の「チャコリ」という微発泡性の白ワインが有名。 ナバーラ地方はリオハに隣接しており、スペイン国内ではリオハの廉価版といわれています。 ④ガリシア地方・アストゥリアス地方・カンタブリア地方 ガリシア地方:ポルトガルと接していて、ポルトガル有数の白ワイン・ロゼワインの生産地域です。リアス・バイシャス (DO)は、スペイン有数の白ワイン生産地域。リベイロ (DO)なども名醸地として知られています。 アストゥリアス地方・カンタブリア地方:この2つの地方で、DO産地は1つだけ。アストゥリアス地方ではワインよりもシードラ(リンゴ酒)が有名です。 ⑤カスティーリャ・イ・レオン地方 この地域の中心を流れるドゥエロ川流域はワインの銘醸地です。リベラ・デル・ドゥエロ (DO)は、テンプラリーニョ種を100%使用した赤ワインで有名。 ⑥カスティーリャ=ラ・マンチャ地方 ラ・マンチャ (DO):特徴:DO認定面積がスペイン最大(186,942ヘクタール)で、総生産量の2/3が赤ワイン。 ⑦アンダルシア地方 スペイン南部、地中海性気候であり降水量が少なく、夏場の酷暑が有名です。マラガワイン、シェリーの産地です。 ⑧カナリア諸島・バレアレス諸島 島独特の栽培方法にて、固有品種のブドウから希少価値のあるワインが造りだされています。 最後に、こちらのスペインワインに関する記事もご参照いただければよりスペインワインの知識がさらに深まるものと思います。 ↓ スペインワインを代表する「シェリー酒」入門 徹底解説(保存版)  続きを読む