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スペインワインを代表する「シェリー酒」入門 徹底解説(保存版)

スペインワイン

  ワイン業界に30数年携わっている筆者が徹底的にシェリーについて解説いたします。 シェリーとかシェリー酒と日本では呼ばれていますが、これを知るにはまず、スペインの以下8つの地域を知ることが必要です。   楽~に楽しみながら覚えてください。   決して難しいワインではありません。   ただし、当たり前ですが飲まないと味がわからないので覚えません!   スペインワインの8つの産地 ① リオハ地方 ② カタルーニャ地方 ③ バスク地方・ナバーラ地方 ④ ガリシア地方・アストゥリアス地方・カンタブリア地方 ⑤ カスティーリャ・イ・レオン地方 ⑥ カスティーリャ=ラ・マンチャ地方 ⑦ アンダルシア地方 ⑧ カナリア諸島・バレアレス諸島   「シェリー」は、アンダルシア地方アンダルシア州で生産され、 ポルトガルの「ポートワイン」 「マディラワイン」 とともに、   世界三大酒精強化ワイン   といわれています。     その「シェリー」を皆さんどのくらい知ってますでしょうか?   なかなか日本の食卓へ出現する機会が少ないワインです。    シェリーって何? シェリー(シェリー酒)はワインです シェリーとは、主に食前酒や食後酒として飲む「ワイン」です。 カクテルのベースとしても使われます。   一般的に食前酒というと「辛口」ですが、シェリーには、辛口~極甘口まで様々なタイプがあります。   アルコール度数の高い「酒精強化ワイン」と呼ばれているワインです。     もともと現地では「シェリシュ」と呼ばれていたのですが、 英語で「シェリシュ→シェリー」、 スペイン語で「シェリシュ→ヘレス( Xerez)」 フランス語で「シェリシュ→ケレス(Xérès)」 日本では「シェリシュ→シェリー酒」と派生してます。   イギリスで売れたので「シェリー」が一般化されています。   ここでも説明の便宜上「シェリー」で統一することにします。    シェリーの生産地 アンダルシア州  アンダルシア州の8つの県 アンダルシア州には、8つの県(県都)があります。 「アルメリア県(アルメリーア(Almería))」 「カディス県(カディス(Cádiz))」 「コルドバ県(コルドバ (Córdoba))」 「グラナダ県(グラナダ(Granada))」 「ウエルバ県(ウエルバ(Huelva))」 「ハエン県(ハエン(Jaén))」 「マラガ県(マラガ(Málaga))」 「セビリア県(セビリア(Sevilla))」です。     アンダルシア州の10の自治体 そして、10の自治体があります。 「セビリア」 「マラガ」 「コルドバ」 「グラナダ」 「ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ」 「アルメリーア」 「ウエルバ」 「マルベージャ」 「カディス」 「ドス・エルマーナス」です。   ★シェリーは、アンダルシア州カディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ とその周辺の60社以上の製造工場で造られています。   製造方法 フロール(産膜酵母)   「産膜酵母」シェリーを造る際、最も重要なものです。     まず通常の白ワインを造るのですが、半年以上樽に入れたまま置いときます。     そしてワインの表面に浮かび上がってくる「膜」が「フロール(産膜酵母)」といいます。     これが、糖分を吸収してしまうのです。     そして辛口に仕上げていくのですが、へーゼルナッツや胡桃のようなシェリー独特の風味を与えるのです。   酒精強化 フロール(産膜酵母)によって造られたワインをタイプ別に変えていく工程です。     ワインにブランデーを加えて「酒精強化」していくのです。     フロールは、アルコール度数15%前後で活動しますが、17%までアルコール度数が上がると、活動が止まります。そうなるとフロールが消失し、空気に触れた状態が続き酸化熟成していきます。     酸化はシェリーにおいて悪い作用ではないのです。   むしろ、とても良い風味になるのです。   この酸化熟成タイプ=「オロロソ」「パロ コルタド」、 フロール下で熟成したタイプ=「フィノ」「マンサニーリャ」、 その中間=「アモンティリャード」と分類されます。   詳しくは後述します→「シェリーの種類」   ソレラシステム   シェリーのワイナリーには、貯蔵樽が三段から四段以上に積まれています。     瓶に詰める際に、一番下の樽から取り出します。減った分を下から二段目の樽から補充します。     二段目の樽の減った分を下から三段目の樽から補充します。     最上部の樽が出来たての若いシェリーであり、同じように下へ下へと補充していくのです。     この工程を「ソレラシステム」といいます。     こうすることで若いシェリーが熟成を経たシェリーと混ざり、独特な風味がついてくるのです。     シェリーのブドウ品種 3種類のブドウで造ることが規定されてます。   パロミノ種(Palomino) シェリーを代表する品種。皮が薄く、色は黄色がかった緑、香や味はほとんどなく、辛口シェリー専用品種です。   ペドロ・ヒメネス種(Pedro Ximénez) 含有糖度が酸度より高く、皮が薄く、ドライフルーツのような凝縮した甘みを引き出せる極甘口のシェリー専用品種です。     モスカテル種(Moscatel) 日本でも栽培されている「マスカット」です。 アフリカが起源といわれています。     ベネンシアドール ベネンシアという長い柄杓を使って樽からシェリーをくみ出し、グラスに注ぐこの地方ならではの伝統の技です。   フロールの下からくみ出すために長い柄杓となってます。     シェリーの種類(タイプ) 辛口 フィノ 辛口で軽い口当たりが特徴で、食前酒の定番です。   規定アルコール度数15~18%、熟成期間は3~4年。   例外で5~6年熟成させたものもあります。一般的に黄みがかった麦わら色と表現されます。 オードブルやタパスによく合います。   ぺぺおじさんの愛称で有名な「ティオペペ」が一番ポピュラーですね。     ゴンザレス ビアス ティオペペ   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooショッピングで見てみる   マンサニージャ フィノでもサンルカール地区で熟成されたものだけをマンサニージャと呼びます。   規定アルコール度数15~19%、3~10年の熟成期間が標準で、フィノより淡い色で軽やかでデリケートなワインです。   タパスやマイルドなチーズによく合います。 JEREZ シェリー【バロン・ミカエラ】マンサニージャ   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooショッピングで見てみる   アモンティリャード(アモンティジャード) 琥珀色で柔らかな辛口、軽やかな風味があります。 フィノとオロロソの中間で、フィノの熟成タイプです。   規定アルコール度数16~22%、熟成期間が長いほどアルコール度数も高くなります。   コンソメスープなどスープ全般、熟成チーズ、中華系ソースの料理に良く合います。 バルデスピノ ティオディエゴ アモンティリャード   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooショッピングで見てみる   オロロソ 辛口で重厚な味わいです。規定アルコール度数17~22%。   フロールなしで酸化熟成しているために、ブランデーみたいな色で、香り豊かで味わいはまろやか、力強さを感じられます。   ジビエ料理などのしっかりした赤身肉、熟成チーズによく合います。     デルガド・スレタ・オロロソ・モンテアグード・シェリー   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooショッピングで見てみる   パロ・コルタド 柔らかな辛口で重厚な味わいです。 規定アルコール度数17~22%。オロロソのコク、アモンティリャードの香りを持つ、個性的なワインです。     デルガド・スレタ パロ・コルタド モンテグード   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooショッピングで見てみる   極甘口 ペドロヒメネス ペドロ・ヒメネス種単独で生産されます。   凝縮された甘さと濃い色合いが特徴であり、色合いはブレンドコーヒーやエスプレッソに近いです。 甘みと酸味のバランスが取れてます。   規定アルコール度数は15~22%。   デザート、チョコレートやブルーチーズに合います。 シェリー ワイン バルデスピノ エルカンダド ペドロヒメネス   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooショッピングで見てみる   モスカテル モスカテル種のみで製造されます。 ペドロヒメネスよりも淡い色のワインです。 規定アルコール度数15~22%。   主にバルとか飲食店で売られます。   JEREZ シェリー【バロン・ミカエラ】モスカテル   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooショッピングで見てみる   甘口   辛口と極甘口をブレンドしたものが甘口です。 特にイギリスで人気があり、ブレンドする辛口/極甘口の種類によって、ドライ、ミディアム、ペイル・クリーム、クリームなど、様々なタイプに分けることができます。   デザートに合わせるのが一般的ですが、フォアグラやフルーツ、スパイシーな料理や甘辛ソースにも合います。   ヴィンテージ・シェリー   年代もののシェリーです。 アメリカン・オークで熟成。ドライ・フルーツ、オーク樽を想わせる香り。   複雑だがバランス良く余韻が長い。やわらかくスウィート。   やや冷やして食後向きです。 ビンテージ フィノ [2011] ゴンザレス・ビアス   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooショッピングで見てみる スペインワインを代表する「シェリー酒」入門 徹底解説(保存版)のまとめです シェリーって何? シェリー(シェリー酒)はワインです 世界三大酒精強化ワインのひとつです。 シェリーの生産地はアンダルシア州 シェリーは、アンダルシア州カディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテーラとその周辺の60社以上の製造工場で造られています。 製造方法 フローラ(産膜酵母) フローラによって独特の香りに仕上げます 酒精強化 ブランデーを加えてタイプ別に仕上げていきます。 ソレラシステム 下の樽から使用し、上から順番に補充していきます。 シェリーのブドウ品種 パロミロ種、ペドロヒメネス種、モスカテル種 の3品種のみ認められています。 ベネンシアドール ワインを注ぐ伝統の技です。 シェリーの種類(タイプ別) 辛口 フィノ、マンサニージャ(マンサニーリャ)、アモンティリャード(アモンティジャード)、オロロソ、パロ・コルタド 極甘口 ペドロヒメネス、モスカテル 甘口 ヴィンテージシェリー   以上、世界を駆け巡るワインアドバイザー  はぎおまさる  がお届けしました。  see you! 続きを読む

スペインワインCAVA(カヴァ)入門 ワイン通になる早道

スペインワイン

どうも!ワインアドバイザーのはぎおまさるです! ワインに携わって30有余年、世界の産地を訪ね歩いた経験を発信しています。   今回は初心者がすんなりとワインの勉強が出来るように、「CAVA」についてやさしく解説してみたいと思います。 [caption id="attachment_2320" align="aligncenter" width="800"] 楽しいボトルもあります(*^_^*) これはANAで買った「飛行機カヴァ」です[/caption]   CAVAは、「カヴァ」と読みます。スペインのスパークリングワインの代表格です。 実は、CAVA(カヴァ)を知る事が、ワイン通になるための早道なんです。 ワイン業界35年の筆者がたどり着いた方法論です。 実際筆者の一番のお気に入りなワインが、CAVA(カヴァ)なんです。 [caption id="attachment_844" align="aligncenter" width="300"] カヴァの主要ブドウ品種「チャレロ」[/caption] ワインを語る上でカヴァを知っとく(飲んどく)と知らない(飲まない)とでは、大きな差となります。 プライベートでも週末に必ずチープな肴で(サバ缶とかスーパーの惣菜など)で1本は飲んでいます。 安くて美味しくてどんな料理にも合いやすい万能「泡ワイン」なのです。 このコラムをざっと読んで、良ければ今度の週末にでも買って飲んで見てください。安いつまみでいいんです!それだけで新しい世界がぐんと広がるし、愉しく一気にワインの知識が広がりますよ。 なお、スペインワインの知識を深めるために、こちらも合わせてご参照いただければ理解が深まると思います。 ↓ スペインワインを代表する「シェリー酒」入門 徹底解説(保存版)   CAVA(カヴァ)とは?   CAVA(カヴァ)とはスペインのスパークリングワインです。 製法の用語でいうと「瓶内二次発酵ワイン」   ぶどうの品種:マカベオ、チャレロ、パレリャーダ・・・ほぼ3種類です。   シャルドネとか一般ワインの品種を使うこともありますが、この3種類は暗記しちゃってください。       CAVA(カヴァ)以外のスパークリングワイン 世界の代表的なスパークリングワイン(瓶内二次発酵ワイン)は、瓶の中で発酵させて、きめ細やかな泡のワインを造り上げています。     代表的なものを挙げますと ①フランス→シャンパン ②イタリア→スプマンテ ③ドイツ→ゼクト この3つは絶対に暗記しちゃってくださいね。 基本中の基本です。   ちなみに日本のスパークリングワインのほとんどは、炭酸注入式で造られています。   スパークリングワイン | ワインすき! きっとワインが好きになる   比べてみれば一目瞭然ですが、瓶内二次発酵したスパークリングワインは泡が細かく、 長く泡が消えず愉しめます。   炭酸注入式ですと泡が荒く、すぐに消えてしまいます。     ワイン通への道ポイント:「マカベオ、チャレロ、パレリャーダ ~♪」3回唱えましょう!覚えちゃって!!     味はどうなの?高いんでしょ!? いい質問です。お答えは・・・・   「味はシャンパンと大差ありません。 きめ細かい泡が爽やかで、和洋中、あらゆる食事にマッチします。 だけど、カヴァは安いんです。」   安くなければオススメしませんし、実際私なんかの安月給では手が出ません。。。     量販店(スーパーマーケット)で、1本750mlで900円前後からあります。   アルコール度数換算すれば、ビールを飲むより安いんです。   ちなみにシャンパンは750mlで最低でも4000円前後、ドンペリクラスだと1万円超え!     ざっくり試算ですが、 カヴァ・・・アルコール度数13%前後750ml900円→0.09円/1% ビール・・・アルコール度数5%前後350ml200円→0.11円/1%   さらに言うと(ビールとの比較ですが)泡の質が違います。 どっちがいいという訳ではありませんが、ビールの泡は、ふっくらふんわり。   カヴァの泡はきめ細かく、すっきりと飲んでいられます。   お薦めCAVA3選 フレシネ カルタ ネバダ 750ml フレシネ社は「良いワインは良い葡萄から」という理念のもと、葡萄の搾汁にも非常にこだわりを持ち、特に高品質な「フラワーマスト」と呼ばれる一番搾りを50%しか使用しないという贅沢な手法を用いて製造しています。 カルタ ネバダとは「雪の手紙」を意味します。3種類の葡萄を均等にバランスよくブレンドし、12ヶ月以上の瓶内熟成をしています。洋梨や干した杏のような香りと、リッチでフルーティな味わいが楽しめるやや甘口のスパークリングワインです。 フレシネ カルタ ネバダ 750ml 12本入り   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooで見てみる スマロッカ・カヴァ・ブリュット・レゼルヴァ[2015]年 とにかくきめ細やかな泡が特徴のとっても上品でエレガントな味わいのカヴァ。その秘密は造りにありました! 葡萄は全て自社畑のみを使用 醸造には、果汁を圧搾ではないフリーランジュースを使用 熟成期間が長い 2年間行われている(通常9ヶ月~) パレリャーダ42%・マカベオ27%・チャレッロ24%・シャルドネ7% 全て自社畑のブドウから。熟成は一般の基準より長く、高品質でリーズナブル。大変お買い得なおすすめスパークリングワインです。 スマロッカ カバ・ブリュット・レゼルバ   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooショッピングで見てみる ムッサ カヴァ ブリュットNVヴァルフォルモサ フレッシュなりんごや、ほのかなミントのような爽快感、バランスの良い、エレガントな香りが際立っています。泡立ちは、勢いがありますが、細かく、熟したブドウの味わいと、バランスがとれていて、スムースな飲み口です。『神の雫』も認めたお値打ち、是非お楽しみ下さい!! ムッサ カヴァ ブリュットNV ヴァルフォルモサ   楽天市場で見てみる Amazonで見てみる Yahooで見てみる   どんな料理に合うのか? 「和洋中」惣菜でも何でも合わせられます。一般的にスパークリングワインというのは、「冷やして」飲みます。冷えた飲み物に合うのは、「冷やした料理」・・・ということで、魚料理に合うのです。但し、注意しなければならないのは、和食の「生魚」→日本食では刺身など、生で食べる習慣がありますね。 和食の魚とワインと合わせると、「生臭さ」を感じることがあります。 それは、ワインの成分に「鉄分」が含まれており、それが魚が持っている生臭さを助長しているのです。 スペイン、イタリア、フランスの魚料理は、オリーブオイルや、脂分を加えたソースをかけて提供します。そうすることによって「生臭さ」が消されているのです。(マスキングという) 一番合うのはスペイン料理 ・・・・そんなの作れないし売ってないし、ダメじゃん。・・・いやいや、なので、ちょっとひと手間、オリーブオイルをかけたりすればいいのです。和食結構!サバ缶でもいいのですよ・・・ カヴァでサバー!なんて、面白いでしょ!! ポルトガルの話しなんですが、ポルトガルワインのぶどうの品種「テンプラリーニョ」というのがあるのですが、 テンプラリーニョには天ぷらがいいよ! なんてのはワイン業界ではよく言われている「小ネタ」です。実際、合います!マッチ! カヴァにもサバ缶、合うんです。 ただし、一番カヴァに合うのはタパス・ピンチョス等のスペイン料理!と覚えてください。 キノコのマリネ、生ハムサラダ、ラタトゥイユ、カルパッチョ、アヒージョ・・・・ タコのぶつ切り、なんて料理、実はスペイン料理なのです。ただし、スペインでは、たっぷりのオリーブオイルをかけます。ここがやはりポイントなんですね。 スペインワインに合う超おすすめ料理10品! | Spin The Earth 日本とスペインは気候風土が似ている なので、ちょっと日本食に手を加えるだけでとっても相性が良いのです。 最後に、そもそもスパークリングワインなんて開けるのが難しそうで気が引ける・・・・・良~くわかります。 スパークリングワインの開け方 35年ワインと関わってても、たまに失敗します。でもでもこれを開けることができるようになれば、「立派な我々の仲間」になれた!といっても過言ではありません。本当です。 ソムリエの中にも「苦手」な人います。焦らず慌てず、じっくり真似てみてください。まずは「真似る」・・・出来ます!これであなたもワイン通!! レッツエンジョイ!♪ 春夏秋冬、オールシーズン合うし、料理、つまみを選ばないワイン、CAVA(カヴァ)は、日本人にぴったり合うのでした。 ホームパーティーのみならずお花見に、バーベキューに!ほっこり鍋に! いつものつまみで、気軽にCAVA(カヴァ)を持ち出してやってください! きっとCAVA(カヴァ)我々を裏切りません(^_-)-☆   スペインワインCAVA(カヴァ)入門 ワイン通になる早道 まとめ CAVA(カヴァ)とは? カヴァとはスペインのスパークリングワイン。 製法の用語でいうと「瓶内二次発酵ワイン」 味はどうなの?高いんでしょ!? 「味はシャンパンと大差ありません。きめ細かい泡が爽やかで、和洋中、あらゆる食事にマッチします。 だけど、カヴァは安いんです。」 どんな料理に合うのか? 一番合うのはスペイン料理・・・・そんなの作れないし売ってないし、ダメじゃん。・・・いやいや、なので、ちょっとひと手間、オリーブオイルをかけたりすればいいのです。 和食結構!サバ缶でもいいのですよ・・・ スパークリングワインの開け方 焦らず慌てず、じっくり真似てみてください。まずは「真似る」・・・出来ます! やればできる!これであなたもワイン通!! レッツエンジョイ!♪ 行楽シーズン、気軽に持ち出して愉しんでやってください。 いろんな場所に持ち出してやって、いつもの惣菜、和食と合わせて、巧みに開けて、みんなでエンジョイしましょう! カヴァはみんなを裏切りません。 すると、知らず知らずにワイン通になっているアナタがそこに居ることでしょう。 最後にこちらの記事もワインの勉強にお役立て出来るものと思います。 どうぞ↓ 誰でもスペインワイン通になれるたった8つのポイント 続きを読む

誰でも「スペインワイン通」になれる8つのポイント

スペインワイン

  スペインワインと聞いたらあなたは何を思い浮かべますか?             シェリー?・・・・・・カヴァ(CAVA)?   ワインを少しでも勉強されている方ならばこのくらいは思い浮かべるでしょう。   しかし、スペインワインを語るには、これだけでは足りません。   何も浮かばなかったアナタ!   大丈夫です。   これをお読みいただければバッチリ、スペインワイン通に近づきます。   ワインの伝統国でありながら、フランスやイタリアほどメジャーでない国、スペインは実は日本の風土によく合い、知れば知るほど楽しいワインなんです。   ワイン業界に携わって30有余年の筆者が、「スペインワイン通」として、 8つのポイントを押さえて解かりやすく執筆してみました。   8つのポイント?   ただひとことで「スペイン」といっても無茶苦茶広いです。   8つのポイント=8つの地域なのです。 スペインワインを把握(覚える)するには、現地に行って触れて味わうのが一番ですが、そう簡単に行けませんので、8つの地域を押さえて、バーチャルトリップ(仮想旅行)をして一緒に楽しく覚えていきましょう! 8つのポイントとは、8つの地域です。   これさえ頭に入れておけば(欲を言えば飲めば、)あなたもすっかりスペインワイン通の仲間入りが出来ることでしょう。   まずは何はともあれスペインとはどんな国なのでしょう?    スペインの国について 日本との時差は-8時間、ヨーロッパ半島の南西に突き出したイベリア半島に位置します。   スペイン語で、「エスパーニャ」、「レイノ・デ・エスパーニャ」、「エスタード・エスパニョール」などと言われています。英語のSpain表記から、日本ではスペインとしています。   太陽と情熱の国、そうです。フラメンコで有名な国ですね。   太陽と情熱の国 [[File:FlamencoSevilla.jpg|thumb|FlamencoSevilla]]Wikipedia ラテン系が8割を占めるのですが、私が訪れたバルセロナ(カタルーニャ)においては、カタルーニャ人は、スペイン人という自覚は無いのでした。   独立・民族意識がある住民が多く、実際あまり「ラテン系」のイメージを受けませんでした。   17の自治州、50の県、311もの自治体があり、それぞれの地方で大なり小なり独立運動が起きています。それぞれの地方で、風俗、文化、習慣が大きく異なっているのが特徴です。   一日に5回食事をします 一日に5回とは、   ①デサジュノ:朝の起き抜けに摂るパンなど。   ②メリエンダ・メディア・マニャーナ :午前11時頃のサンドイッチ、タパスなど。     ③コミーダ:昼食が一日のメインの食事です。午後2時前後にフルコースを食べます。   ④メリエンダ:夕方~午後6時頃、タパス、や軽食を食べます。   ⑤セナ:夕食です。午後9時頃、スープ、サラダなどを食べます。   画像は昨年バルセロナを訪れた際のアルムエルソ、スズキのムニュエルです。   スペインワイン通になれる8つのポイント     スペインワインを語るにあたり、分けて語る必要がありますので、8ポイント(地方)に分けてお話を進めていきます。 ①リオハ地方、 ②カタルーニャ地方、 ③バスク地方・ナバーラ地方、 ④ガリシア地方・アストゥリアス地方・カンタブリア地方、 ⑤カスティーリャ・イ・レオン地方、 ⑥カスティーリャ=ラ・マンチャ地方、 ⑦アンダルシア地方、 ⑧カナリア諸島・バレアレス諸島   広大な国です。8つの地方へ仮想旅行します。   それぞれを代表する景観とワインの特徴・ポイントを見てみましょう。   ①リオハ地方   「リオハの赤ワイン」といったら世界中が認めるステイタスワイン。   スペインで最も格付けの高いワインが産出されます。   西岸海洋性気候と地中海性気候が交じり合う地域で、降水量の多い穏やかな気候です。   全体の75%が赤ワイン、品種はテンプラニーリョ種が80%、長期樽熟成させる製法が伝統的に続けられていますが、最近は短期熟成の、フレッシュさを活かしたワインも出てきています。   「クネ リオハ クリアンサ」  リオハの名門ワイナリー「クネ」のスタンダードワイン。 赤いベリーの香りと樽熟成由来のオークやバルサミコ酢の香り。口当たりはエレガントで、かつ若々しいスパイスの香りとバランスの良い酸味を伴います。 ブドウ品種:テンプラニーリョ、ガルナッチャ、マスエロ [caption id="attachment_931" align="aligncenter" width="750"] テンプラリーニョの畑を訪れました。[/caption] フランスのボルドーの醸造家がここにきて醸造技術を伝えており、「第二のボルドー」とも呼ばれています。   「リオハ・ワインとブドウ畑の文化的景観」として、世界遺産(ユネスコ)候補地にあがっています。   ②カタルーニャ地方 [caption id="attachment_932" align="aligncenter" width="700"] CAVAの製造会社、私が訪れた「コドーニュ」社です![/caption]   日本でもお馴染みの、サグラダファミリア大聖堂であまりにも有名な観光地であり、バルセロナが州都です。   [caption id="attachment_1020" align="aligncenter" width="700"] 定番の観光スポット:サグラダファミリア[/caption]   スペインを代表するスパークリングワイン「カヴァ」の産地です。   スペイン全土のカヴァの95%がここカタルーニャで造られています。   我々含めた外国人が最も訪れる観光地で、世界的に圧倒的なシェアを誇る「フレシネ社」がここにあります。   「フレシネ・コルドンネグロ」   瓶内二次発酵のカヴァの代表格。フレシネは日本のスーパーでも必ずと言っていいほど売られており、世界的に見てもスパークリングワインで一番売れているブランドワインなのです。 柑橘系の香りとキリッとした酸味の爽やかな口当たりの辛口のスパークリングワインです。   最低限、これだけは飲んでおきましょう。量販店で1200円前後で販売されています。   選ぶのに困ったら(悩んだら)フレシネでしょうね。   スペイン全土のカヴァの95%が造られています。特選原産地呼称(DOCa)認定地域「プリオラート」も有名です。 その他原産地呼称(DO)認定地域が10か所もあります。 リオハに次いでスペインで2番目にDOCaに認定されています。   ③バスク地方・ナバーラ地方 バスク地方   大西洋のビスケー湾に面し、降水量の多い地域です。   バスク地方の「チャコリ」という微発泡性の白ワインが有名。   アルコール度数が低く酸味が強い。 ブドウ品種:白ワインはオンダラビ・スリ種、赤ワインはオンダラビ・ベルツァ種、いずれもバスク地方の固有種です。   「チャコリ・レサバル・アリ」 バスク地方の海に面した畑で育つオンダラビ・スリ種のフレッシュさ、果実味、繊細な泡を備えたワインです。   アリとは、ミネラル感たっぷりな産地区画名です。   ナバーラ地方   リオハに隣接しており、大陸性気候で、適度な降水量と湿度を持ちます。   スペイン国内ではリオハの廉価版といわれています。   総生産量に占める赤ワインの割合が70%、ロゼワインの割合が25%です。   「サンティアゴ・ラバリ・エレ・フォンブレ・マグニフィコDOナバーラ」   濃縮した高品質のガルナッチャの旨味。少し濃いルビー色で、アニスやバラの香り。 爽やかな酸でなめらかなタンニン。ブドウ品種:ガルナッチャ100%   ④ガリシア地方・アストゥリアス地方・カンタブリア地方 ガリシア地方   ポルトガルと接していて、南側のミーニョ地方はポルトガル有数の白ワイン・ロゼワインの生産地域です。   酸味の強い白ワインを多く生産しています。     リアス・バイシャス (DO)は、スペイン有数の白ワイン生産地域。   ブドウ品種の9割がアルバリーニョ種であり、果実味と心地よい酸味が称賛されている。   リベイロ (DO)なども名醸地として知られています。   コンデス・デ・アルバレイ [2015] スペインワインの女王アルバリーニョ種のブドウを100%使用したワインです。   味わいは非常に軽やかでフルーティ、若干のミネラルを感じます。   アストゥリアス地方・カンタブリア地方   この2つの地方で1857年に2,225ヘクタールあったブドウ畑が、2009年には130ヘクタールと減っており、DO産地も1つだけ。   特にアストゥリアス地方ではワインよりもシードラ(リンゴ酒)が有名です。   ⑤カスティーリャ・イ・レオン地方 この地域の中心を流れるドゥエロ川流域はワインの銘醸地です。リベラ・デル・ドゥエロ (DO)は、テンプラリーニョ種を100%使用した赤ワインで有名。 リベラ・デル・ドゥエロ (DO) EMILIOMORO リベラ・デル・ドゥエロの赤ワインを代表します。深みのある濃い赤色で、香りはバニラ、樽香、フルーツの香り。味わいは滑らかでパワフル。酸味と果実味のバランスが良くエレガントな余韻が残る逸品です。 トムクルーズやサッカーの元選手、ベッカムやジダンらが好むセレブワインとして有名です。 ただし、このワインの凄いところは「高く」ないのです。 ちょっと、見るだけ見てくださいまし。 ↓ エミリオ・モロ    楽天市場で見てみる Yahooショッピングで見てみる   また、白ワインは、ルエダ(DO)があります。ルエダは、石灰質土壌であり、ブドウ品種は、ベルデホ、ビウラ、パロミロ種が栽培されています。 ルエダ (DO):白ワインです。ルエダは石灰質土壌であり、ベルデホ種、ビウラ種、パロミノ種で造られます。 ⑥カスティーリャ=ラ・マンチャ地方 ラマンチャの男で有名な、スペイン中央部のカスティーリャ=ラ・マンチャ地方は極度に乾燥した地域です。 ラ・マンチャ (DO):特徴:DO認定面積がスペイン最大(186,942ヘクタール)で、総生産量の2/3が赤ワイン。かつては安価な白ワイン(アイレン種主体)が多かった時期もありました。 「ボデガス・ヴェンタ・モラレス」 DO La Manchaの中でも最良のテロワールにあります。 非常に乾燥した土壌、気温の寒暖の差が、高品質のワインを生み出すのです。 収穫はすべて手摘み、この最高のテロワールをテンプラニーリョで最大限に表現する事を目指しています。 ⑦アンダルシア地方 スペイン南部、地中海性気候であり降水量が少なく、夏場の酷暑が有名です。マラガワイン、シェリーの産地です。この地域はとても重要です。ワイン通になるためには避けて通れない地方であり、覚えるしかありません。 マラガワイン マラガ産のワインはモスカテル種とペドロ・ヒメネス種を栽培しており、ブドウを日干しして糖度を高めてから醸造する甘口ワインです。 「ホルヘ・オルドニエス・マラガ・モスカニール」 極上のデザートワインです。ブドウ品種:モスカテル・デ・アレハンドリア100% シェリー アンダルシア地方西南部のヘレス・デ・ラ・フロンテーラ周辺では、パロミノ種を中心とする白ブドウから酒精強化ワインのシェリーを生産しています。シェリーの製法等は別のコラムで紹介しようと思います。 「ティオペペ」 ドライシェリーの代名詞的ブランドで、食前酒です。薄い黄金色に輝く優雅な色合い、独特の香り、辛口の味わいは、魚介類の料理によく合います。 ⑧カナリア諸島・バレアレス諸島 カナリア諸島 アフリカ大陸沖合の大西洋上にあるカナリア諸島は、かつてスペイン有数の甘口ワインの産地として知られていました。カナリア諸島は地理的に孤立しており、19世紀末にヨーロッパ各地を襲ったフィロキセラの災禍を受けなかった地域のひとつである。現在では原産地呼称の認定に熱心であり、主要7島のうちの6島にDO認定地域があります。辛口の白ワインが注目を集めています。固有品種のブドウから希少価値のあるワインが造りだされています。 「エル・エスキロン」 カナリア諸島、テネリフェ島のワイン。島固有の品種リスタン・ネグロを70%使用。ベリー系の果実香と溶岩由来のミネラルのバランス。天然酵母醗酵。海抜500m、火山帯の石の多い土壌。平均樹齢100年のぶどうは、山の斜面を利用し「コルゴン・トレンサード(長くなったぶどうの枝を編みこんで空中を伝わせる)」と呼ばれる島独特の栽培方法をとっています。。 バレアレス諸島 マリョルカ島東部のプラ・イ・リェバン、中央部のビニサレムの2地域がDOに認定されています。ブドウ品種はマント・ネグロ種、カレット種です。赤ワインが生産されています。  EL Columpio(エル コルンピオ) マント ネグロは、マヨルカ島土着の黒葡萄品種で、糖度が高く、豊かなアロマを持っています。カリェットは独特な個性を持ち、ワインに調和をもたらしてくれます。ブラックチェリーやタバコ、そしてなめし皮のアロマが広がります。タンニンは非常によくこなれていて、リコリスやスパイスのノートが感じられます。個性的ですがとてもバランスのとれた味わい。余韻は非常にエレガントで、洗練された複雑さが感じられます 誰でも「スペインワイン通」になれる8つのポイント まとめです スペインワイン通になれる8つのポイントとは、8つの主要産地を覚えることです。 ①リオハ地方 スペインで最も格付けの高いワインが産出されます。 ②カタルーニャ地方 スペイン全土のカヴァの95%が造られています。特選原産地呼称(DOCa)認定地域「プリオラート」も有名です。その他原産地呼称(DO)認定地域が10か所もあります。リオハに次いでスペインで2番目にDOCaに認定されています。 ③バスク地方・ナバーラ地方 バスク地方の「チャコリ」という微発泡性の白ワインが有名。 ナバーラ地方はリオハに隣接しており、スペイン国内ではリオハの廉価版といわれています。 ④ガリシア地方・アストゥリアス地方・カンタブリア地方 ガリシア地方:ポルトガルと接していて、ポルトガル有数の白ワイン・ロゼワインの生産地域です。リアス・バイシャス (DO)は、スペイン有数の白ワイン生産地域。リベイロ (DO)なども名醸地として知られています。 アストゥリアス地方・カンタブリア地方:この2つの地方で、DO産地は1つだけ。アストゥリアス地方ではワインよりもシードラ(リンゴ酒)が有名です。 ⑤カスティーリャ・イ・レオン地方 この地域の中心を流れるドゥエロ川流域はワインの銘醸地です。リベラ・デル・ドゥエロ (DO)は、テンプラリーニョ種を100%使用した赤ワインで有名。 ⑥カスティーリャ=ラ・マンチャ地方 ラ・マンチャ (DO):特徴:DO認定面積がスペイン最大(186,942ヘクタール)で、総生産量の2/3が赤ワイン。 ⑦アンダルシア地方 スペイン南部、地中海性気候であり降水量が少なく、夏場の酷暑が有名です。マラガワイン、シェリーの産地です。 ⑧カナリア諸島・バレアレス諸島 島独特の栽培方法にて、固有品種のブドウから希少価値のあるワインが造りだされています。 最後に、こちらのスペインワインに関する記事もご参照いただければよりスペインワインの知識がさらに深まるものと思います。 ↓ スペインワインを代表する「シェリー酒」入門 徹底解説(保存版)  続きを読む