どうも!ワインアドバイザーのはぎおまさるです!

ワインに携わって30有余年、世界の産地を訪ね歩いた経験を発信しています。
今回は初心者がすんなりとワインの勉強が出来るオススメのワインを13本紹介します。
産地別、品種別に選びましたので覚えやすい構成にしています。
目次
ワイン伝統国
フランス
①ルイジャド・シャブリ
ブドウの品種:シャルドネ
ワイン伝統国のフランスワインはやっぱり世界基準ですので飲んでおく必要が大ありです。特に私が好きなネゴシアン(ワイン製造販売業者)である「ルイジャドLOUIS JADOT」のワインは秀逸。
②ロワ・シャルル
ブドウの品種:メルロー
フランスの「ボルドー」の赤、これも世界基準のワインです。このロワ・シャルルはボルドーの赤ワイン特有のアロマやブーケを持ち、しかも安いので、とても勉強になるワインと確信しています。完熟のラズベリーやプラムジャムの甘酸っぱい香りに、滴るようなカシスがしっとりと漂う素晴らしいベリー感です。
南フランス
私は南フランスのワインが一番好きです。フランスと言えばボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュなどの北の方の地域が有名ですが、コストパフォーマンス抜群な「伝統国」のワインを楽しみたいなら南仏が一押しですね。
③シャプティエ・ペイ・ドック・ルージュ
ブドウの品種: グルナッシュとシラー
南仏コートデュローヌを代表するワイン会社「シャプティエ社」が、ペイドックという地区で造り上げたワインです。平均樹齢 30~40年の古樹からなるグルナッシュとシラーをたっぷり使用した贅沢な造りを実現してます。まさに採算度外視、その味わいは『カシス、ブルーベリー、イチゴとふんだ んな紫果実、赤果実、の甘くチャーミングな香りが心地良いです。そして口に含むと甘味を感じさせる凝縮した果実味、そして外観・香りから想像した以上にタンニンの力強さ、そして豊かな酸味を感じます。非常にジューシーで初心者のみならず全ての方にオススメです。
④セリエ・デ・マレノン/グラン・マレノン
ACコート・デュ・リュベロン
ブドウの品種:グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、ユニ・ブラン
白い花やトロピカルフルーツの香りで、口に含むと端正な酸味とグレープフルーツのような苦味に、控えめな甘さがバランスバッチリ。すっきりとした爽快さが特徴のワインだが、多少温度を上げたほうが、より果実味を感じる。サラダやヴィネガーを使った冷菜に合わせましょう。
イタリア
イタリアもフランスと並ぶ伝統国です。長靴のような地形のイタリアは、北と南ではまったく異なるワイン文化を持ちます。とくに「トスカーナ」」という地域では、「スーパートスカーナ」と呼ばれる世界的にも名だたるワインが造られています。ただし、ここではリーズナブルで勉強しやすいワインを選びます。
⑤ドネリ ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ・セッコ
ブドウの品種:ランブルスコ・グラスパロッサ
長い名前ですが、「ランブルスコ」で覚えましょう。ランブルスコとは、イタリアの微発泡のワインのことで、爽やかな飲み心地の赤ワインになります。
濃厚トロトロの極上果実味と、重厚でコク旨の深い味わいが1000円前後で買えます。赤ワインなのにお惣菜なんかにもピッタリ、是非ご堪能くださいね。
⑥ノシオ・テッレ・デル・ノーチェ・ピノ・グリージョ
ブドウの品種:ピノグリージョ
イタリア最北の地ドロミテ山脈の麓で造られる岩肌に囲まれた大自然の畑で昼夜の寒暖差が生む果実味と豊富な酸が、フレッシュでエレガントな味わいを生み出しています。淡い麦わら色、洋ナシやカモミールのような香りと柑橘系アロマが豊かで、ドライな辛口の味わいはフルーティでエレガント。それがピノ・グリージョのブドウの特徴です。
新世界ワイン
ワイン伝統国に対して、比較的新しいワイン産地のことを総じて新世界ワインと呼んでますが、伝統国に決して引けをとらないワインも多く存在します。
チリ
チリワインが関税の兼ね合いで安く輸入され始め、ワインの裾野が広げた立役者と言っても過言ではありません。とにかくコストパフォーマンスがいいので、私なんかも普段はチリワインを飲んでます。
⑦コノスル・カベルネソービニョン・レゼルバ
ブドウの品種:カベルネソービニョン
「チリカベ」という言葉があります。これはチリのカベルネソービニョンが安いのにワイン伝統国のカベルネと遜色がないことに驚いたことで生まれた言葉です。 カシス、チェリー、プラムの香りに、ミントやコショウ などスパイスの香りが芳醇なボディ(骨格)を表現しています。
⑧コノスル・ピノ・ノワール
ブドウの品種:ピノノワール
ここではあえてピノノワールを選びました。なぜなら伝統国フランスのピノノワールは価格が高いからです。世界最高峰といわれている「ロマネコンティ」はピノノワール100%のワインです。ピノノワールを覚えるにはチリワインで充分でしょう。
よほど裕福な方なら別ですが。
ちなみにワイン名にブドウの品種をうたっているワインのことを「ヴァラエタルワイン」と呼びます。覚えましょう。
カリフォルニアワイン
⑨ナパハイランズ カベルネソーヴィニヨン
ブドウの品種:カベルネソービニョン
明石家さんまが絶賛したワインです。⇒カリフォルニアワイン入門、明石家さんまの絶賛ワイン
明石家さんまテレビ番組ホンマでっか!?TV紹介されたワインです。オーパスワン(Opus One),ロバートモンダヴィワイナリーに向い合うペリッサヴィンヤードのフルボディカルフォルニアワインです。
しっかりとした骨格のカベルネソービニョンも知っておくと良いですよ。
⑩スリー シーヴズ シャルドネ
カリフォルニアワインの産地として覚えておいて欲しいのが、「ナパ」です。そのナパやサンフランシスコで大行列の人気ハンバーガーショップGott’sRoadsideを経営しているジョエル・ゴット氏の経営するワイナリーです。
南仏プロヴァンスでのワイン造りを経て、カリフォルニアワイン一筋の人生を送る生粋の醸造家達とはひと味違う3人のビジネスマンが造る「3人の泥棒」という名のカジュアルブランドです。フレッシュな洋梨の風味を持つスッキリとしたスタイル。優しい樽の風味が香るバランスの良い味わいです。
アルゼンチン

チリワインに隠れてあまり目立たないアルゼンチンですが、とても高品質なワインを造ります。アルゼンチンのワインは、「マルベック」を覚えてください。
⑪ミッシェル・トリノ クマ・マルベック
ブドウの品種:マルベック
量販店でもワイン棚の尺数が大きい売り場にはあります。100%オーガニックブドウで造られており、レーズンとヴァニラのニュアンスが絶妙です。988円で買ってきました。良~く探すとあります。

【ミッシェル・トリノ】クマ マルベック オーガニック
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⑫ミッシェル・トリノ クマ オーガニック トロンテス
ブドウの品種:トロンテス
有機栽培のトロンテスのみで造られており、バラやジャスミン、桃の香りが爽やかでほのかな甘みとともにフレッシュさを醸しだしています。「クマ」というのは、インディアンの言葉で「クリーンでピュア」という意味です。相当リーズナブルでオススメです。
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最後にアフリカのワインです。
南アフリカ
⑬フィッシュ・フック シュナンブラン
ブドウの品種:シュナンブラン
アフリカというと未開の地というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、
実は南アフリカは、近代国家であり、とても経済的にも恵まれた都市国家で、
有数のワイン大国でもあるのです。

シュナンブランという白ワインの品種ですっきり爽やかな味わいにしています。ボトルのデザインが楽しいのでつい「ジャケット買い(ラベルで選ぶ買い方)」してしまいました。これが大当たり!この日は手巻き寿司に合わせてみました。
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ワイン初心者が飲むならコレ!オススメワイン13選のまとめ
伝統国ワイン
フランス
①ルイジャド・シャブリ:ブドウの品種:シャルドネ
②ロワ・シャルル:ブドウの品種:メルロー
南フランス
③シャプティエ・ペイ・ドック・ルージュ:ブドウの品種:グルナッシュとシラー
④コート・デュ・リュベロン:ブドウの品種:グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、ユニ・ブラン
イタリア
⑤ランブルスコ:ブドウの品種:ランブルスコ・グラスパロッサ
⑥ノシオ・テッレ・デル・ノーチェ:ブドウの品種:ピノグリージョ
新世界ワイン
チリ
⑦コノスル・カベルネソービニョン:ブドウの品種:カベルネソービニョン
⑧コノスル・ピノ・ノワール:ブドウの品種:ピノノワール
カリフォルニアワイン
⑨ナパハイランズ:ブドウの品種:カベルネソービニョン
⑩スリー シーヴズ シャルドネ :ブドウの品種:シャルドネ
アルゼンチン
⑪ミッシェル・トリノ クマ・マルベック:ブドウの品種:マルベック
⑫ミッシェル・トリノ クマ オーガニック:ブドウの品種:トロンテス
アフリカのワイン
南アフリカ
⑬フィッシュ・フック:ブドウの品種:シュナンブラン
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