世界の5大ウイスキーの種類と原料、その特徴を知ろう!

酒類業界に30有余年、ワイン投稿が多かったのですが、バブル期にはウイスキーにも相当入れ込んでいました。

碇万年(いかりまんねん)、高正(たかしょう)、三美(みつみ)、幸田、エイコー・・・なんて当時の銀座サプライヤーが分かる方は銀座のバブルを知っている業界人です。銀座のクラブに私たち営業が会社のお金を湯水のように使えた時代・・・、これについては後述しましょう。

バブル期には相当銀座にも足を運びました。その懐かしい時期を語ると多分一冊の本が書けると自負してますが、本稿では、ウイスキーの種類と特徴について言及したいと思います。

ウイスキーの種類には産地による分け方と、原料によるものとがあります。

それでは早速ウイスキーの種類について解説します。

5大産地による分類

スコットランド

英国には、スコットランド、 アイルランド(アイルランド共和国と英国北アイルランド) 、 ウェールズが、ウイスキーの産地として知られます。一番有名なのがスコットランドです。

英国スコットランドで造られるウイスキーをスコッチ・ウイスキーまたは単にスコッチと呼びます。仕込みの際に、泥炭(ピート)で麦芽を燻蒸するため、独特の香気(スモーキー・フレーバー)があるのが特徴です。

Scotland in the UK and Europe

スコットランド:ウィキペディア

スコッチウイスキー

スコットランドには、100を越える蒸留所があり、おおむねハイランド 、スペイサイド(ハイランド地方の中でも特に、スペイ川流域の蒸留所が密集している地域をいう)、アイラ、アイランズ、キャンベルタウン、ローランドの地域別に分かれ、製法や香りなどにその地域・蒸留所の特色があります。
麦芽を乾燥させる際に用いるピートという泥炭の燻し香が特徴で、これによってスモーキーな香りが生まれます。

アイルランド

EU-Ireland    アイルランド:ウィキペディア

アイリッシュウイスキー

アイルランド(アイルランド共和国と英国北アイルランド)で造られるウイスキーをアイリッシュ・ウイスキーと呼びます。

ウイスキーという名称はそもそも「命の水」を意味するアイルランド語が由来だといわれています。モルト(大麦)の乾燥に石炭を用いるので、スコッチウイスキーのようなスモーキーフレーバーがなく、まろやかで、軽く穏やかな風味のウイスキーです。

大麦麦芽のほか、未発芽の大麦やライ麦、小麦なども原料として使用します。

最大の特徴は、ピートによる燻蒸を行わないことと、単式蒸留器による蒸留回数が3回であること。これにより、一般的なスコッチウイスキーよりもまろやかな味わいに仕上がります。

ウェルシュ・ウイスキー

古くから英国ウェールズでもウイスキーは製造されていましたが、1894年に一度この歴史が途絶えました。

2000年に製造が再開され、2004年3月1日に出荷されました。

現在世界で唯一ウェルシュウイスキーを製造しているペンダーリン蒸留所からは、バーボンの熟成に使用した樽で熟成した後に仕上げの熟成をマディラワイン樽で行う物と、シェリー酒の熟成に使用した樽で熟成する物があり、どちらも非常に人気となっています。

また、スコッチウイスキーにも使用していない、アイリッシュウイスキーにも使用していない、全く新しい形のユニークな蒸留器として開発された単式と連続式を合わせた蒸留器です。

天然のハーブによるフィルター濾過を行うため、ハーブの香りが残る芳醇なコクと、樽の香りが染み込んだ飲み口の柔らかいウイスキーがウェルシュウイスキーの特徴で、現在でもウェルシュウイスキーらしい特徴はそのままに復活を遂げています。

同じイギリス生まれのスコッチウイスキーと比べるとスモーキーさが無くなり、キリッと辛口の味わいがとても飲みやすいウイスキーです。

イングリッシュ・ウイスキー

イングランド(ウェールズを除く)でも1910年ごろまでなんらかの蒸留所が稼働していましたが、ウイスキー蒸留所としての正確な記録はほとんど残っていません。およそ100年間の空白後、2006年にウイスキー専門の蒸留所であるセント・ジョージ蒸留所が稼働し、イングランドのウイスキー製造が復活しています。

製法はオーソドックスなスコッチ・ウイスキーに準じたものとなっていますが、単式蒸留器で二回蒸留後のニューポットをアルコール度数の調整をせずに樽詰めするため、樽出しのボトルはスコッチよりアルコール度数がわずかに高くなるのが今のところの特色となっています。

アメリカ

アメリカのウイスキーでよく知られているのは、トウモロコシをメインに、ケンタッキー州を中心に造られるバーボンでしょう。
内側を焼いたホワイトオークの樽で熟成されるバーボンは、甘く香ばしい芳香が特徴です。
またテネシー州で造られるものはテネシーウイスキーと呼ばれています。

ケンタッキー州バーボン郡

バーボン・ウイスキー

ケンタッキー州バーボン郡を中心に造られるもので、単にバーボン (Bourbon) とも呼ばれています。

トウモロコシが主原料で、内側を焼き焦がしたオーク樽で2年以上貯蔵して熟成させます。

なお、トウモロコシ原料の割合が80%以上あるものは、「コーンウイスキー」と呼びます。

テネシー州

テネシーウイスキー

テネシー・ウイスキーとは、テネシー州を中心に造られているウイスキーです。

バーボンとの違いは、蒸留したばかりの原酒を同州産のサトウカエデの炭で濾過した後に樽で熟成するところです。

有名なブランドには「ジャックダニエル」(Jack Daniel’s) などがあります。

カナダ

カナディアンウイスキー

カナダ原産。トウモロコシを主原料とするベース・ウイスキーとライ麦を主原料とするフレーバリング・ウイスキーをブレンドして作られ、アイリッシュ・ウイスキーより更におとなしい風味であることが一般的。一方で、少数だがスコッチスタイルのウイスキーも生産されています。
カナダのウイスキーは、5大ウイスキーの中で最もクセが無く、ライ麦の香りが優しく漂い飲みやすいのが特徴です。
3年以上の貯蔵が規定されており、ライトでスムーズな口当です。

日本

本稿の冒頭に、 碇万年(いかりまんねん)、高正(たかしょう)、銀座三美(ぎんざみつみ)、幸田(こうだ)、エイコー・・・なんて当時の銀座のバーサプライヤー(銀座のクラブやバーに洋酒を納品する酒商)が分かる方は銀座のバブルを知っている業界人です、としましたが、これらの酒商で生き残っているお店はほとんどありません。私たち酒類業界の営業はお酒の売れる場所、銀座、新宿、ススキノ、梅田、中州・・・・年間に数百万円の業務店巡回費(料飲店での飲食代)を交際費とは別に使えていました。

いけいけどんどんでお金をつぎ込み、顧客開拓、洋酒の売り込み合戦をしていたのです。

当時の銀座で売れていた洋酒は、

シーバースリーガル、ヘネシー、そして

スーパーニッカ

でした。

そんな時代もバブルとともに雲散霧消。

今は健全化したのでしょうが、寂しい気がして仕方がありません。洋酒の価格もだいぶ下がりお求めになりやすい商品が増えてきました。

そんな日本を牽引してきたウイスキーメーカーを紹介しましょう。

日本の主なウイスキーメーカー

サントリースピリッツ

1923年、寿屋の創業者・鳥井信治郎氏に端を発します。

日本初のモルトウイスキー蒸溜所、古くから水生野(みなせの)と呼ばれた名水の地である京都郊外の山崎がサントリーウイスキー発祥の地となりました。

その後サントリーは、国産初の本格ウイスキー「サントリー白札」を1929年に発売。さらに、日本人の繊細な味覚に合う味わいをめざして「角瓶」を誕生させます。

サントリー響 21年

使用しているモルト原酒は酒齢21年以上の超長期熟成のものを入念に吟味してブレンド。
合わせるグレーン原酒も酒齢21年以上の円熟原酒を厳選し、丁寧にブレンドしました。
サントリーならではの多彩な原酒があればこそ実現した、贅沢な原酒のハーモニーをお楽しみいただけます。

ニッカウヰスキー

朝ドラのマッサンで一躍、再認識・リバイバルされ有名になりました。

サントリーとは切っても切れない間柄で、ニッポンの洋酒界を牽引してきました。冒頭申し上げたとおり、バブル最盛期の銀座ではスーパーニッカが主流でした。懐かしい限りです。どっこう未だに健在です!

日本ではハイボールブームで「原酒」の量が逼迫して大変なようです。私なんかは下記、4Lのボトルで購入、リーズナブルなハイボールをたしなんでおります。↓

ブラックニッカ クリア 4L

ノンピートモルト(ピートを使用せず乾燥させた、ピート由来のスモーキーフレイバーのない大麦麦芽)を使用する事で、やわらかな香りとまろやかな味わいを実現したクセのないクリアな飲み心地 のウイスキーです。

キリンディスティラリー

今は麒麟麦酒に吸収されましたが、バブル期で思い出されるのはオーシャンウイスキーです。トリスバー、ニッカバー、に続き、東京の目白にあったオーシャンウイスキーを知っている方が少なくなったのは寂しい限りです。

オーシャンウイスキー

コレを知ってる方は当然昭和のバブルを走ってきた人たちだと思います。

その昔は高田馬場というか落合の辺りにウイスキー工場がありました。

これを知ってる方は相当の地元民かつ年配の方ですけど・・・・・・・・・・・

当時の東京にはオーシャンバー連合会という団体が有り、銀座5丁目のクライスラーというオーシャンバーで集い、都内のホテルや全国で総会やパーティーが盛んに行われていました。

今は無き懐かしい時代です。軽井沢にも蒸留所をつくりました。

キリンディスティラリーではその「オーシャンウイスキー」の流れをくむオークマスターを紹介しましょう。

オークマスター

オーシャンウイスキーのフラッグシップであった「軽井沢蒸留所」(閉鎖)のシングルモルトをふんだんに使っており、独特なモルトの香りが秀逸です。

その他、本坊酒造、宝酒造などがウイスキー事業を展開しています。

原材料による分類

モルト・ウイスキー

スコッチ・ウイスキーにおいては大麦麦芽(モルト)のみを原料とするもので、一般的に、単式蒸留釜で2回(ないし3回)蒸留するものです。

少量生産に適しており、伝統的な製法です。

アメリカン・ウイスキーにおいては、大麦が原料の51%以上を占めるものを指します。

なお、アメリカン・ウイスキーにおいては大麦のみを原料とするものをシングル・モルトウイスキーと呼びますが、スコッチ・ウイスキーにおいては1つの蒸留所で作られたモルトウイスキーのみを瓶詰めしたものを指します。

シングルモルトウイスキー

『シングルモルトウイスキー』とは、モルトウイスキーのうち、他の蒸留所のものとブレンドせず、一つの蒸留所のモルトウイスキーだけで造られた製品のことです。

日本酒の地酒が酒蔵ごとに味が違うように、シングルモルトは蒸留所ごとの豊かな個性を持っています。

それぞれの土地の水や風土、気候などが溶け込んだ蒸溜所ごとの独自の味わいがシングルモルトの魅力の1つです。

グレーン・ウイスキー

トウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀物(grain)を主原料に、大麦麦芽を加えて糖化・発酵させたウイスキーです。

連続式蒸留機による蒸留を経るため、モルトウイスキーに比較して飲みやすい反面、香味に乏しく、通常はブレンデッドウイスキーに加えられ、風味を和らげる。しかし高級モルトウイスキー同様の長期熟成を行ったシングル・グレーンの最終商品も稀少ながら発売されています。

モルト&グレーン

ブレンデッド・ウイスキーともいいます。

スコッチ・ウイスキーにおいては、モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドしたもので、大量生産や品質の安定に適しています。

アメリカン・ウイスキーにおいては、ストレート・ウイスキーに他のウイスキーまたはスピリッツを混ぜたものを指します。

ブレンデッドウイスキー

『シングルモルトウイスキー』が、その蒸溜所の個性やこだわりがそのまま反映されているのが特徴であるのに対して『ブレンデッドウイスキー』は、さまざまな特徴を持つウイスキーを、

絶妙な技術でブレンドし、バランスのとれた味や香りを追及しているのです。

 

ライ・ウイスキー

主に北アメリカで生産されます。ライ麦を主原料とします。

カナダとアメリカ合衆国ではそれぞれ定義が異なります。

コーン・ウイスキー

トウモロコシを原料とします。バーボン・ウイスキーの稿で説明しましたが、バーボンでは原材料の80%以上にトウモロコシを用いたものを指します。 

世界の5大ウイスキーの種類と原料、その特徴を知ろう! まとめです。

以上、今回は世界のウイスキーの種類と原料、日本のウイスキー歴史などを見てきました。

日本のバブル期の話しなど分からなかった方もいたかもしれませんが、ウイスキーの流行廃りの変遷がありました。

なんとなく耳にしたり見ていた言葉もあったと思いますが、分かっていただけたでしょうか。ブレンデッドとシングルモルトの違いが分かるだけで、

それぞれのウイスキーの美味しい飲み方や楽しみ方が変わってくると思います。それぞれの特徴と分類を知ることで、あなたの好みのウイスキーを探してみるのも

きっと楽しいと思いますよ!

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